着物愛好家が集う会
不定期で行われる、鑑賞会、認定式、懇親パーティーの模様をレポートします。
2016年10月23日(日)
認定授与式・懇親パーティー【ホテル日航大阪】
平成28年10月23日(日)【ホテル日航大阪】にて第38回認定授与式及び懇親パーティーが執り行われました。
認定授与式
許状看板取得者
許状看板取得者
許状看板取得者
和装着装士取得者
きものコンサルタント
平成28年 秋 認定者数
講師3級・・・65名 講師2級・・・52名 講師1級・・・15名 助教授3級・・・35名 助教授2級・・・11 助教授1級・・・3名 許状看板・・・33名 和装着装士・・・15名 着付師1級・・・1名 きものコンサルタント・・・2 教授・・・2名 以上234
奈良県知事 荒井正吾様より ご祝辞を頂戴いたしました
“認定授与式が盛大に開催されます事を心からお慶び申し上げます。
本日認定書を授与される皆様方のご活躍を期待いたしますとともに貴協会の今後ますますのご発展を祈念致します。”
生徒代表謝辞
秋色目ごとに深まりゆく佳き日、今日盛大に終了式を開催して頂き誠に有難うございます。
私たち一同心より感謝申し上げます。
私が本校で学んで早、八年最初は日本人なんだから自分で自由に着物が着られる様になりたいと思ったことがきっかけです。
初級から一般コース、振袖専科、花嫁、時代衣装、気づけばプロ専科まで進んでいました。
そして、今では今日は洋服にしようか着物にしようか等とファッションとしてもお洒落の選択の巾が広がりました。
それも先生方の丁寧なご指導のお陰と感謝しております。
現在は国家試験を受けるべく初心に立ち返り基本から教えを乞う中、新たな気づきも多く基本の大切さを知り、その度に感動し伝統文化の素晴らしさを再認識しております。
これからもこの素晴らしい和文化と共に心豊かな日々を送りたいと思います。
今後とも諸先生方、協会の方々にはさらなるご指導、御鞭撻の程宜しくお願い申し上げます。
本日はありがとうございました。
枚方教室 三條 知栄子様
懇親パーティー
①スモークサーモントラウト 茗荷とレモンのソース ②ポタージュスープ ③フランスパン ④魚のポワレトマトソース アスパラガスと法連草草添え ⑤牛フィレ肉グリル アーモンドコロッケとエリンギ、ニンジンのピュレ添え赤ワインソース ⑥リンゴのタルト
講師紹介です
奈良教室
枚方教室
橿原教室
阿倍野
兵庫教室
福島教室
藤井寺・外大前
許状・看板取得者による創作帯結披露です。
奈良教室
「牡丹」
牡丹の花がどの花よりも奇麗で優美、豪華なことから「の王」と云われます。
ボリュームたっぷりの牡丹の花姿と、いつか見た長谷寺の牡丹、長い参道の階段を登りながら見上げた色とりどりの奇麗な美しさ、そのイメージを帯で表現してみました。
絹のような大きく薄い花びらを幾重にも重ねた花の姿と今を盛りの美しいモデルを重ねてその青春を賛美するようです。
枚方教室
「稚児文庫」
三姉妹の成人式が徐々に近づいて来る頃になりいつも着付けを頼んでいた義母から「そろそろ自分で着せられるように習い始めたら」と言う一言で枚方教室に通い始めて一年半が経ちました。
教室の雰囲気がとても温かく何度同じことを聞いてもその度にしっかり教えて下さる先生との出会いの中で「着物は難しいものだ」と言う私の勝手な思い込みも打ち消されていきました。
習い始めた頃三人の娘たちに「だれかモデルをしてくれない?」と聞くと部屋に誰もいなくなったのですが、今では「私がモデルになるよ」と言ってくれるようになりました。
これからも先生の御指導の下、少しでも奇麗に着物を着られる事ができるよう、着付けることができるよう努力していきます。
ありがとうございました。
橿原教室
「青い蝶々」
初めて授与式に参加させて頂きました認定証を頂き新たな気持ちで今まで以上に着物と向き合って行きたいと思いました。
振袖披露はモデルを娘にお願いし、親子共々緊張しながら舞台に上がらせて頂き、たくさんの拍手とても嬉しかったです。
日々、技術が向上する様がんばっていきたいです。
橿原教室
「華美月」
帯結びは、シャープな感じと可愛らしさをイメージし結んでみました。
又、モデルには従妹のO・Yちゃんが快く勤めてくれて「発表の舞台は緊張したけどたのしかった!」と言ってもらえ私も嬉しく思い、本当に良い思い出となりました。
今思い返すと私が着付け教室に通い始めたきっかけは、着物が好きから始まり習っていくうちに、どんどん着物の魅力や奥深さを知りいつもまにか着物の文化や素晴らしさをいろんな方々に伝えたいと思うようになりました。ここまでこれたのも熱心にご指導下さった先生方のお陰であり本当に感謝しております。
有難うございました。
橿原教室
「春の舞」
私が着付けを習おうと思ったのは娘がお茶の関係の仕事をしていて振袖を着る機会が多いのと私が結婚する時に両親に作ってもらった着物が着る機会がなくタンスに眠っているのをなんとかしたいと思ったからです。
娘が着ている振袖と帯は私が15歳の時たくさん着られる様にと両親が作ってくれたもので40年も前のものです。
そんな両親の愛情がつまった振袖ですがとても古い物。
又、着られるなんて思っていませんでしたが娘が成人式の時に出してみると奇麗なままなのです。
娘も気に入ってくれて成人式の後も友達の結婚式やお茶会、お正月の初出等に毎年着てくれています。
着物って何年経っても着られる日本の素晴らしい伝統文化なのですね。
そして、母から娘へ代々受け継がれていくものなのかと思います。
今回は春に蝶々が舞っている姿をイメージした帯結びを作りました。
娘もこれからの人生大きく羽ばたいて幸せになってほしいと願っています。
そして私ももっと上手に着せられるように頑張りたいと思います。
阿倍野教室
「雅」
他の教室で趣味として着付けを習っていたのですが、若いお母さんが「子供の入学式に着物を着たいのだけど、下の子供が小さいので朝から美容室に行けない」と言われているのを聞き「訪問で着付けに行ってあげられたらいいな」という思いから、他装着付けを教えて頂けるこちらの「着せ方コース」を受講させて頂きました。
「着付け士一級」の認定を頂きましたが、許状看板を取得したいと思い、初級から習い直しました。
そして先生方の御指導の下、今年、娘の成人式の着付けを自分の手でする事が出来、親戚や知人に着付けを頼まれる様にもなりました。
将来は、出張着付けを仕事にして行きたいと考えています。
兵庫教室
「夢」
私が結婚する時に母が持たせてくれた着物を自分で着てみたいと思ってはじめた着付けです。
着物の奥深さ楽しさを感じながらゆっくりですがここまでやってきました。
素敵な先生方や人との出会いを得られて着物をはじめて本当に良かったと思っております。
これからもこの楽しさを娘にも伝え、いつまでも前を向いて「夢」を持ち続けて歩んで行きたいと思っております。
福島教室
「しだれ文庫」
きっかけは落語でした。
噺家の方々ならではの格好良さは勿論、古い噺の中には着物に関する話が多く、知識を得たいと思い着付けを習う事を決めました。
当初は本当に知らない事ばかりで、小物の名前など一からのお勉強でした。
今日、こうして振袖の認定を受けられる事ができますが、何度やっても帯をお文庫の形に作れず、不安になったことを覚えています。
辛抱強くご指導頂いた先生方には感謝しきれません。
これからもたくさんお勉強させて頂きたいと思っています。
今回のお楽しみショーは歌舞伎、踊りの世界で使われている「引き抜き」の披露です。
理事長、副理事長による着装及び、プロの後見さんによる引き抜き技術を実演して頂きました。
引き抜き披露頂きました藤間流、藤間ひろのすけ様
藤間様は藤間流で50年ほどご活躍されており、なんと5歳からなさってるおられるそうです。
更に美容師や着付け、ヘアメイクなどの資格も持っておられ藤間流のみにとどまらず、様々な分野でご活躍されておられます。
式典司会の阿倍野教室中田康栄先生です。
懇親会司会の奈良教室元村恵美子先生です。
日本文化普及協会
枚方教室 友田久江先生よりお祝いの言葉ですこの度、各お免状を取得された皆様おめでとうございます。
それぞれの教室で色んな御苦労を乗り越えて良き日を迎えられた事と思います。
特に許状看板を手にされた方々はいよいよ、これからプロとしてのスタートとなりますね。
他人様に着付けをする事の難しさと同様に楽しさ、奥深さを少しずつ実感されてゆかれることでしょう。
あらゆる日本文化の原点と云っても過言ではない「着物」その文化の一翼を携われる事を誇りに思いこの素晴らしさを多くの方に伝えて頂ければ幸いです。
私たち講師陣ももっとがんばります。一緒に勉強して行きましょう。
モデル N・Hさん